関西医科大学 呼吸器腫瘍内科学講座

Department of Thoracic Oncology
Kansai Medical University

がん医療の新時代の幕開け 次世代を担うがん専門医の育成 日本初、呼吸器専門の腫瘍内科 横断的に学べる研修プログラム

「呼吸器腫瘍内科って何ですか?」

みなさんはおそらくこんな疑問をお持ちになると思います。疑問に思われるのも当然です。
当科は令和4年4月1日に設立した日本初の診療科だからです。
呼吸器腫瘍、いわゆる肺がんに対する診療はこの20年でどのがん治療と比べても目覚ましく進歩しまた。
外科技術の向上、放射線治療の進歩、薬剤の開発、緩和ケアの充実という4つの柱により患者さんに対する診療・治療は日々大きく前進し続けています。
このような非常に進歩の早い肺がん診療を地域の方に適切に提供するために呼吸器腫瘍内科は必要とされており、関西医科大学は全国に先駆けてこの診療科を立ち上げました。より最新の高度な医療を提供し、さらに新しい治療法、診断方法の研究、開発を行う研究機関として今後も国内だけではなく世界に発信します。

「呼吸器腫瘍内科の医師は肺がん診療しかしないのですか?」

いいえ、当科は呼吸器専門医を育成する科です。
まずは呼吸器全般の診療を担い、知識と経験の習得を目指します。そして、呼吸器科医としての土台があった上で肺がん診療を行います。
さらに当科の肺がん診療だけではなく、当院がんセンターの医師たちと協力し、5大がん腫および希少がんの症例を経験したのちに腫瘍内科専門医となるプログラムを用意しています。
つまり、当科は呼吸器専門医と腫瘍内科専門医の両方の資格を習得できる科であるということであります。
近年、「二刀流」という言葉を耳にします。当科はまさに内科医における「二刀流」を実現できる医師を目指せる科なのです。
興味をもたれた学生さん、研修医のみなさん、一緒に臨床や研究を頑張りませんか?
お待ちしております。

関西医科大学呼吸器腫瘍内科学講座は日本初の講座でまだ歴史がなく、我々が歴史を作っていく科でございます。
パイオニアとして頑張って参りますので、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

略歴

  • 1990

    広島大学医学部卒業

  • 1990

    広島大学医学部附属病院 研修医

  • 1993

    国立がん研究センター中央病院
    レジデント、チーフレジデント

  • 1997

    広島大学医学部内科学第2講座 医員

  • 2001

    近畿大学医学部第四内科学講座 助手
    内科学教室腫瘍内科部門 講師

  • 2005

    兵庫県立成人病センター腫瘍内科 医長

  • 2009

    近畿大学医学部内科学教室腫瘍内科部門 准教授

  • 2013

    関西医科大学内科学第一講座 診療教授

  • 2022

    関西医科大学呼吸器内科学講座 主任教授
    関西医科大学附属病院がんセンター長

呼吸器腫瘍内科の未来を担う
皆さまへ

一人一人に最善の治療を届ける

Delivering the best
treatment to each patient